空調設備保守点検管理
空調設備について、良質な室内空気を保つため、空気の温度・湿度・清浄度・気流速度・気圧の5要素を管理しながら、運転及び点検等を行っています。 この5要素を「建築物環境衛生管理基準」に適応するよう制御し、健康と安全を確保しながら快適な環境を作り出しています。
ビルの空気環境測定
空気環境測定は、建築物における衛生的環境を確保するために、温度・湿度・気流・炭酸ガス・一酸化炭素・浮遊粉じんの6項目について2ヶ月に1回測定を行い、環境基準値を満たしているかを監視しています。
建物環境により測定するポイントが異なっており、当社では、ポイントの選定や測定基準を満たしていない場合の対応までお手伝いいたします。
給水設備保守点検管理
給水設備について、定期的な貯水槽清掃及び消毒、設備の点検補修、周囲の環境の整備、水質の検査、点検を行っています。
貯水槽清掃
貯水槽清掃は、衛生的で良好な水を確保するために大きな役割を果たすもので、建築物の環境衛生管理上極めて重要な仕事とされています。
「建築物における、衛生的環境の確保に関する法律」に、1年以内に1回、定期的に行わなければならない旨の規定があります。
水質の検査
水質検査では、水質基準に関する省令による基準値が決められており、常に衛生的で安全であることとされています。水質検査には50の項目があり、検査をする項目や頻度は、貯水槽の大きさや居住者の数や井戸水などの様々な条件により異なってきます。
給水設備の点検
給水設備点検では、バルブ、ボールタップ、マンホール蓋等の施錠確認、防虫網、量水器、定水位弁、ポンプ、電極棒、滅菌装置、運転操作盤装置などを点検しております。
給水管・排水管の洗管
建築物中の配管には、使用目的により雑排水管・汚水管・給水管・給湯管等があり、管の材質や大きさなどもさまざまで、詰まりや悪臭の原因も異なっています。
定期的なメンテナンスと管の洗浄を行うことにより、配管を衛生的に保ち、詰まりや悪臭を未然に防ぐだけではなく、配管設備を長く使用することができます。
グリスピットの清掃
グリスピットは、油分などは直接下水道に流せないために、油脂などの汚濁物質を分離収集し産業廃棄物として適切に処理するための設備です。
定期的なグリスピットの清掃により、悪臭や排水管の詰まりなどを防止します。
消防設備保守点検管理
消防設備について、火災がいつ発生しても消防設備等が万全の状態で作動できるように、消防設備点検資格者や消防設備士が定期的に点検を実施し、その結果を消防機関に届出しています。
消防設備点検と報告
消防用設備の定期点検には2種類あり、6ヶ月に1回以上行う機器点検と、1年に1回以上行う総合点検があります。
機器点検は、消防設備等の適正な配置、損傷の有無などを外観から点検します。総合点検は、消防設備等の総合的な機能を点検します。
特定防火対象物は、消防設備士又は消防設備点検資格者による点検と、1年ごとに点検結果報告書の所轄消防への届出が必要になります。
非特定防火対象物は防火管理者又は消防設備士又は消防設備点検資格者による点検と、3年ごとに点検結果報告書の所轄消防への届出が必要になります。
- 総合点検
(1年に1回以上)
- 特定防火対象物
(スーパー、旅館、映画館、飲食店、病院など)
- 非特定防火対象物
(工場、事務所、図書館、博物館、共同住宅など)
- 点検結果を1年に1回
消防署長に提出
- 点検結果を3年に1回
消防署長に提出
防火対象物定期点検報告
一定の防火対象物の管理について権限を有する者は、防火対象物点検資格者に防火管理上必要な業務等について点検させ、その結果を消防長又は消防署長に報告することが義務づけられています。